下肢静脈瘤、これはエコノミークラス症候群から移行するものもあります、この原因となる「深部静脈血栓症」は、飛行機に長時間乗ったときだけに発症すると考えれていますが、それだけではなく整形外科で手術を受けた後にも症状が出やすいものです。
深部静脈血栓症を患う人は、ひざの人工関節手術を受けると、術後5、6割にも上るのです。手術では出血を少なくするため、ひざの上下を圧迫し血を流れにくくする処置が施されることから、血液がよどみ、血栓ができやすくなります。
深部静脈血栓症は、人工股関節の手術でも2、3割の人に血栓ができるのです。欧米に比べあまり研究が進んでいなかったので病気に対する認識が低く、ひざや股関節の手術で予防措置が取られることも少なかったのです。
現在では手術後に深部静脈血栓症から肺塞栓を起こす人も激減したのです。深部静脈血栓症の有効な予防法の一つとなっているのが、「弾性ストッキング」の着用で、弾性ストッキングは足の表面の静脈を圧迫し、奥にある血管に血液を通しやすくして、血栓ができるのを防いでくれるのです。